カンボジアでは校舎、先生ともに足りません。
実際に各地の小学校を訪問し、現状報告をしていきます。
名称:ブーンムーン小学校(オーサンダーニア小学校の分校)
所在地:コンポンチャム州ストゥントロン郡オームルー町オータセ村
オータセ村について..人口213人
プノンペンから自動車で約3時間。アンコールワットのあるシェムリアップからもほぼ同じ時間のところにあります。
オータセ村は範囲が広く、校舎は2つあります。本校と分校の様になっています。

学校規模
トタン木造2室の校舎

2010年10月に村民が少しずつお金を集めて造りました。
校舎の問題点です。
老朽化した木造校舎の為、雨風で授業ができなくなる。
風で校舎が揺れて危ない、雨漏りと壁からの雨の吹き込み。


床が無く地面そのままなので、雨の日は泥濘になる。転びやすいし、教科書を落とすと使えなくなる。

先生や生徒さんに聞きました。
生徒数 1年生25名 2年生15名 合計40名
三年生以上は6-7Km離れた本校の小学校に通う事になるが非常に困難です。(教室、先生の数とも足りません。)
実は生徒が100名くらいいますが、校舎が足りなくて隣村の学校へ通ったり、学校を辞めたり、している学生がいます。もし校舎出来たら生徒が絶対増えている。(校長先生)
年上の子供にバイクに載せて貰うか、数年待って体が大きくなってから進学する事もあります。

将来どんな職業をしたいか聞きました?
先生=18人
警察官=7人
ドライバー=5人
医者=4人
歌手=1人
モデル=1人
美容師=1人
小学校1~2年生の子供たちがすぐに答えてくれました。
この「ぎゅうぎゅう詰め」感は何とかしてあげたいと思いました。
でも、「仲間外れ」とか「いじめ」とは無縁だろうなあとも思いました。
授業科目
クメール語(カンボジア語)
算数

理科
授業風景(教科書、ノートを使わず行っていました。)
お話ししているときはとても物静かな先生が授業の時にはとても大きな声で子供たちを惹きつけています。
「友達のいる人」と聞いたらこの小学校でも全員が当たり前という顔をして元気よく手を上げました。
日本では「いじめ」という問題がある、と説明しましたが、考えられないというような不思議そうな顔をしていました。(うまく伝わったかわかりません)





教室に入らずに外から見ている子がいます。




近くに住む子のお母さんたちが授業参観に来ています。


先生たちと一緒に写真を撮らせて頂きました。
私の夢
この学校の先生もみんな口数が少なく、控えめで表情が柔らかでした。でも、授業になると一変して声も大きくなり、違う人のようになります。
日本で先生を目指して勉強している若者達にぜひ、実際にこの教室での授業を見てもらいたいと思いました。学ぶことがあると思います。
「ボランティア」とは、誰かのためにするのではなく、淡々と自分自身を確かめていく作業をすることなのではと思い始めています。
カンボジアの夏の暑さと、雨季の湿度を考えると「建物」だけは何とか新しくできないかと思います。
本校の小学校の場所から、支援候補地のブーンムーン小学校への道のり
途中で途切れましたが、次の動画に続きます。
前の動画からの続きです。
支援候補地のオータセ小学校への道のり、學校の様子、村の様子
2名の先生の話
集まった村人たちです。それぞれ名前を言って貰いました。
クラスの様子
前半は『果物の歌』、後半はそれぞれ名前を言っています。
学校から村の様子を見学に出発します。
途中で途切れましたが、次の動画に続きます。
村の見学の続きです。
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