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執筆者の写真アオキ

レストラン開業のすゝめ

よく学校支援地の調査に田舎に行くのですが、そんな時は地方都市などのレストランでお食事をするのです。


しかし、カンボジアでカンボジア人とレストランに行く事は日本人にとって鬼門です。


日本人とレストランに行くのは大して問題はありません。

普通に入るレストランを探して、ちょっとメニューを見聞きし、食べるかどうか決めれば良いだけなのです。


何故、カンボジア人と日本人が一緒にレストランに行く事が鬼門なのか?

まず、カンボジアで最も重要視される事が粋である事です。


●最初に覗いたレストランに決めないのはダサい

●メニューを見るなんてダサい

●値段を確認するなんてダサい


こんな感じなのです。

上記の無粋4項目を破ると同行したカンボジアの人に大恥をかかせてしまう事になります。

日本人としては配慮が必要です。


そしてレストラン店員は基本的にメニューを見せようとはしません。

何故かというと食べ終わった後に値段を決める為です。

当然、地元民でないとみなされた場合は2-4倍ぐらいの請求をされます。

ここで『ボッタクリだ!』と騒ぐのは無粋中の無粋で、『安いわ!』という笑顔で店を出なければなりません。


そして請求が思いのほか高くて、カンボジア人に支払わせるのは可哀そうなので、日本人が奢るという事になりがちです。


ちなみにボッタクリのお店はまともな料理を作る気がない上に、態度も極悪です。

『メニューを見せて』『焼きそばはいくら?』とか聞くと

店員は『あ゛?聞こえねーよ』みたいな感じになります。

そして同行者には『恥ずかしいからやめてくれー』と言われてしまいます。


『他の店にしようぜ!』とかいうと

同行したカンボジア人に『そんな恥ずかしい事は出来ない』と猛反発をくらいます。


この問題は私の他にも日本人からよく聞く話です。

冗談抜きでお互いの友情と信頼にヒビが入るかもしれません。


日本人は『どうしてみんなボッタクリ店の味方をするの?もう2度と一緒に行きたくない』と

カンボジア人は『アイツとレストラン行って大恥かかされた、2度と一緒に行きたくない』と

お互いにうんざりしてしまいます。


解決方法としては、初手が肝心です。

カンボジア人は車に残し、日本人でお店を覗いてメニューと値段を確かめる事

ワガママな外国人を演じて同行者のプライドを傷つけずに退散する事

プノンペンのお食事の時は、知らないお店に入らない事


日本人とカンボジア人、文化が違って当然です。

お互いに上手くやるしかないのです。




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